高田崇>神鹿の棺
香取神宮の十二脚門(じゅうにきゃくもん)は、茨城県にあるこの神社の表参道の入り口に位置する、美しく格式高い門です。この門は、その名の通り12本の柱で支えられており、優雅で堂々とした外観を持ち、香取神宮の象徴的な存在です。十二脚門は、元々戦国…
総門は、寺社の敷地の最も外側に位置する門であり、敷地全体の入り口として参拝者を迎え入れる門です。総門は寺社の威厳や格式を象徴する重要な門であり、訪れる人に最初に神聖な印象を与えるため、壮麗な造りになっていることが多いです。
勅使門(ちょくしもん)は、皇族や勅使(天皇の使者)が神社や寺院に訪れる際に通る、格式の高い門です。主に重要な神社や寺院に設けられており、通常は一般参拝者の通行が禁止されています。この門は建築様式や装飾が非常に厳かで美しく、神聖な雰囲気を持…
梁間二間(はりまにけん)は、日本の伝統的な建築における間取りの一つで、建物の幅(梁間)が二間(けん)であることを指します。「梁間」は、建物の横方向、つまり屋根の梁が支える方向の寸法です。一方、「間(けん)」は柱と柱の間隔を意味し、通常は建…
桁行三間(けたゆきさんけん)は、日本の伝統的な建築における間取りの一つで、建物の長さ(桁行)が三間(けん)であることを指します。「間」は、建物の長さの単位で、通常は柱と柱の間隔を意味します。桁行とは、建物の長さの方向、つまり屋根の軒の延び…
切妻造(きりづまづくり)は、日本建築の伝統的な屋根形式の一つで、二面の屋根が頂点で接し、山形(逆V字型)の形状を持つ構造です。建物の両端(妻側)が三角形になるのが特徴で、屋根の頂部が一直線に伸び、雨や雪が両側に流れる仕組みになっています。こ…
茅葺屋根(かやぶきやね)は、日本の伝統的な屋根構造で、茅(かや)やススキ、ヨシなどの草を厚く重ねて葺いたものです。茅は軽くて断熱性に優れ、寒暖差の激しい地域でも室内の温度を保ちやすい特性があります。この屋根は、特に日本の農村や山間部で発展…
天鈿女命(あめのうずめのみこと)は、日本神話における芸能の女神であり、特に舞や踊りの神とされています。『古事記』や『日本書紀』では、天照大神が弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)の行いに怒って天岩戸に隠れた際、天鈿女命が岩戸の前で踊りを披露し…
猿田彦神(さるたひこのかみ)は、日本神話に登場する道案内の神で、道の守護や道開きの役割を担っています。『古事記』や『日本書紀』には、天孫降臨の際に天照大神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が地上に降りる際、猿田彦神が先導し、道を切り開い…
岐神(くなと/くなど)は、日本の神道において道や境界を守る神で、特に分岐点や交差点に祀られることが多い神です。「岐」は分かれ道を意味し、岐神は「道祖神」や「塞神(さいのかみ)」とも呼ばれ、旅人や道行く人々の安全を守り、災厄の侵入を防ぐ役割…
相殿(あいどの)とは、神社や寺院において、主祭神または本尊と共に別の神や仏を同じ社殿や堂内に祀る形態を指します。相殿に祀られる神々は「相殿神」と呼ばれ、通常、主祭神と縁のある神や同じ系統の神々が選ばれます。この形式は古くから存在し、神々が…
東国三社(とうごくさんしゃ)は、関東地方にある三つの重要な神社を指し、鹿島神宮(茨城県)、香取神宮(千葉県)、息栖神社(茨城県)が含まれます。この三社は、古くから関東一帯の守護や東国の発展に深い関わりを持ち、特に武神としての性格が強く、武…
磐筒男命(いわつつのおのみこと)と磐筒女命(いわつつのめのみこと)は、日本神話において現れる神々で、主に伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊(みそぎ)の場面で登場します。『日本書紀』や『古事記』によれば、伊弉諾尊は黄泉の国から戻り、その穢れを…
五百箇磐石(いおついわむら)は、日本神話において黄泉(よみ)の国と現世を隔てる重要な場所にある巨石です。『古事記』や『日本書紀』に記述があり、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が亡き妻・伊弉冉尊(いざなみのみこと)を追って黄泉の国に赴いた際、恐…
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)は、日本神話に登場する神で、主に『古事記』や『日本書紀』に記されています。伊弉諾尊は、妹である伊弉冉尊(いざなみのみこと)と共に天地開闢の神々の命により国土創生を担い、日本の島々や多くの神々を生み出しました。し…
一の宮(いちのみや)とは、一般的に日本の神社における最も格式の高い神社、または特定の地域での一番目の神社を指す言葉です。多くの地域で、「一の宮」と呼ばれる神社は、その地域の守護神や特定の神を祀り、地域の人々にとって重要な信仰の対象となって…
上参宮(うえさんぐう)と下参宮(したさんぐう)は、日本の神社における参拝の形態や順序に関連する用語です。特に、伊勢神宮の内宮(ないくう)と外宮(げくう)を参拝する際に使われることが多く、それぞれ異なる意味を持っています。 上参宮は、主に内宮…
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)は、日本の神道において穀物や農業、商業を司る神です。特に稲の神として知られ、農作物の豊穣を祈る信仰の対象となっています。宇迦之御魂神は、伊勢神宮の外宮に祀られている豊受大御神の御子神ともされ、食物の恵みを…
市杵嶋姫(いちきしまひめ)は、日本神話に登場する神で、水の守護神や豊穣の神として信仰されています。宗像三女神(むなかたさんじょしん)と呼ばれる三柱の女神のひとりで、他の二柱は湍津姫(たぎつひめ)と田心姫(たごりひめ)です。市杵嶋姫は主に航…
津宮の鳥居(つのみやのとりい)は、千葉県香取市に位置する香取神宮の一部として知られる鳥居です。香取神宮は関東地方を代表する神社で、古くから航海や水上交通の守護神として信仰されています。津宮の鳥居は利根川の河岸近くに立っており、かつては川を…
古色蒼然(こしょくそうぜん)とは、古びた様子や長い年月を経て風格を帯びた雰囲気を表現する言葉です。「古色」は長い年月が経つことで現れる、独特の落ち着きや歴史の重みを指し、「蒼然」は青みがかった色合いを意味し、経年による変色や劣化を暗示しま…
天香香背男(あまのかかせお)は、日本神話に登場する神で、主に香りや芳香を司る神とされています。彼は、特に植物や花に関連する神々の中でも重要な位置を占めており、自然の恵みや農業の繁栄を祈願する際に崇拝されます。天香香背男の名前には「香り」を…
建葉槌命(たけはづちのみこと)は、日本神話に登場する神で、主に鍛冶や武器製作の神として信仰されています。彼は、特に武器や道具を作る技術を司る神であり、農業や戦の守護者とされることもあります。その名前の「建」は「建設する」、「葉槌」は「鍛冶…
香取神宮の式年神幸祭(しきねんじんぐうさい)は、12年に1度行われる重要な祭りで、主祭神である経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を中心に、地域の繁栄と安全を祈願します。香取神宮は茨城県香取市に位置し、古くから武運の神として崇敬されてきました。こ…
鹽竈神社(しおがまじんじゃ)は、宮城県塩竈市に位置する神社で、海の神である鹽竈神(しおがまのかみ)を主祭神として祀っています。鹽竈神社は、特に海運や漁業の守護神として信仰され、地域の人々にとって重要な存在です。神社の起源は古く、平安時代に…
春日大社(かすがたいしゃ)は、奈良県奈良市に位置する神社で、藤原氏の氏神として広く知られています。この神社は、奈良時代の745年に創建され、元々は春日山の神々を祀るために建立されました。主祭神は、武甕槌神(たけみかづちのかみ)と経津主神(ふつ…
事代主(ことしろぬし)は、日本の神道における重要な神で、特に農業や商業、家内安全を司る神として信仰されています。彼は、出雲の国に住む神々の一柱で、大国主命(おおくにぬしのみこと)の子とされています。事代主の名は、「事」を「代」わりに「主」…
十握剣(とつかのつるぎ)は、日本神話に登場する神聖な剣で、特にスサノオ(須佐之男命)に関連付けられています。この剣は、スサノオが八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する際に使用されたとされ、神話の中で特に重要な役割を果たします。十握剣は、神々…
経津主神(ふつぬしのかみ)は、日本の神道において特に武の神として知られ、戦いや武道の守護神として崇拝されています。彼は、主に出雲地方で信仰されており、武士や武道家にとって重要な存在です。その名は「経つ」と「主」を組み合わせたもので、物事を…
天鳥船神(あまのとりふねのかみ)は、日本の神道において特に航海や船の安全を司る神として崇拝されています。彼は、天から舞い降りる鳥のように自由に海を渡る存在として描かれ、主に漁業や商業の発展を祈る信仰が根付いています。 天鳥船神の名は、「天」…